2025年5月18日(日)@岐阜駅前じゅうろくプラザ,Zoom

中部部会長  亀倉 正彦(名古屋商科大学)

日本マネジメント学会中部部会は、経営行動研究学会、経営哲学学会と3学会合同で、2025年5月17日(土)にJR岐阜駅前のじゅうろくプラザで第68回研究例会を行った。第1報告は名古屋商科大学の亀倉正彦氏により、「子育て層を対象としたショートタイムワークの実態」と題して、東俊之氏(長野県立大学)の司会・コメンテーターで報告が行われた。実際の企業において子育て層がショートタイムワークを行った事例について行ったアンケート調査の分析を行い、ショートタイムワークによって子育て層は多様な働き方が可能になり、それに対応した新しいビジネスがもたらされる可能性があることが報告された。新しい分野の研究であり、活発な質疑応答が行われた。

第2報告は愛知工業大学大学院の水野清文氏により、「PB商品に関わる製販連携の戦略的効果-製販双方の立場から」と題して、竹野忠弘氏(名古屋工業大学)の司会・コメンテーターで報告が行われた。食品のPB商品を製造している企業と販売している小売企業に対して行ったアンケート調査を分析し、製造企業と小売企業で共通認識がみられ、製販連携は戦略上の効果が期待できる一方、有意な差がみられる項目もあり製造企業と小売企業で意識が異なることが報告された。先行研究をふまえた実証研究であり、活発な質疑応答が行われた、

今回も会場とオンラインとハイブリッド開催で行ったが、残念ながら参加者は10数名と少なく、特にオンラインの参加者が少なかった。会場参加者は、JR岐阜駅のカシワヤで懇親会を行い、お互いの懇親を深めることができた。当日ご参加くださった皆様に感謝申し上げたい。

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